感想:親愛なるタナトス 第二巻 浸食(CV:三楽章)

2020年10月4日親愛なるタナトス

いっ……たい!!痛いッ!! 彼には葛藤が見えたので人外と【アナタ】の禁断の愛と思って聴こうかと思ったんですが……できなかった。 でも、やっちゃってるからサイコ感は1よりも強いな。しかし彼が孤独で【アナタ】がそれを埋めるっていう構図は私のド性癖なんだよな。 やっぱり嫌いになれない。【アナタ】がモラルを超えていくのが大事。最初のアレで引かなかった【アナタ】はちょっとおかしいと思う。

聴く前の彼の印象

ホイホイ近づいてきた【アナタ】の好意に付け込んで襲っちゃう系サイコ野郎。

声の印象

つかみどころがない。さらっとしたエロい声。

親愛なるタナトス 第二巻 浸食(CV:三楽章)
発売日:2018年10月26日
*猟奇的、残酷表現がある作品です。ご注意ください。

トラックリスト

  • 休職
  • 僅かな理性
  • 過ちの情欲
  • 最後のチャンス
  • 乾杯
  • フリートーク

感想

思ったより人間的な感情があった。自分を異常だと思っている分、正常。そういう感じでずっといてくれたら……。 個人的にはいかにも楽しそうに解体作業を行う部分があったのが残念です。まあテーマ的にサイコパスとしては正解なんだろうな、とは思う。
【アナタ】は最初から彼に尊敬とわずかに恋心を抱いているってことでいいのかなー?彼は仕事ができる上司なのですが、突然の休職。 心配した【アナタ】が図々しくも彼の家を尋ねます。【アナタ】は裏表がなく明るいみんなの人気者って感じなのかな。彼にとってはまぶしい感じの子なのかな、と思います。 彼は裕福な家庭で育ち仕事もできて顔もいい、全てに恵まれた男性……のように見えますが、家庭環境はぐっちゃぐちゃ。 父親は金と女好きのクズで愛人の元に入り浸って帰ってこない。母親には「あんたなんか産まなきゃよかった」と言われて育ったそうです。 母の逆鱗に触れぬようにビクビクして暮らし、学生の頃は凄惨ないじめに遭っていた孤独な人です。 それが原因で人との接し方がいまいちわからず、おかしな方向にいったみたいです。元々、単に食べたい人かと思っていたので、そこは少し意外でしたね。 最初に見える片鱗が【アナタ】が彼の家に料理を作りに行って、指を切ってしまったときですね。 絶対、口に含むだろうなと思っていたんですけど、思っていた以上に吸い付いてきた。遠慮なく吸ってくるんだもの……少し笑えた。 そんなに吸ったらおかしいでしょ!ってくらい吸われました。お願いだから早めに我に返って!!これは盛大に引くと思うんだけど何故か【アナタ】引かないのよね。なんで……! こうするのがクセ、って止血の言い訳にならないでしょ!吸ってんだから!! 【アナタ】は拒絶されようと彼の元に行き、精神的に近づこうとします。最終的に彼が根負けして、恋人同士に。 普通の恋人同士として触れ合うシーンがあるのがまた意外だった。ちょっと痛いシーンもあるけど……。 キス萌えの私としてはキスがいっぱいなのは嬉しい。でも素直にニヤニヤできない。 彼は【アナタ】と触れ合うときに葛藤が見えて好きだったんだけど、すんなりそういうテイストでは終わりませんでした。 ずっとその感じで進んでくれたら、私はかなり好きだったのになー……。 約束の日。彼がごちそうを振る舞ってくれるらしいのですが「必ず連絡するように」と言われていたのに連絡せずに家を訪ねると……。 響いてくるのは彼の楽しげな笑い声と液体が飛び散るような音。もったいない、とその液体をすする音。サイコな一面がいきなり見えてきたー!! 正直、この部分さえなければ、と思った。食べることじゃなく解体自体も楽しんでいそうだったので、あの葛藤はどこに行ったんだ、と少しがっかり。 テーマ的に「こいつやべえ」が必要だから……なのか?でも、他の部分でヤバさはけっこうあると思うので、解体自体を楽しむような描写は入れないでほしかった。 そうすれば今より彼を好きになれたと思う。自分の性癖を異常だと認識していて苦しんでたっぽかったし残念です。 【アナタ】しかいない、みたいな息苦しさも好みだったんだけどな。彼が食べるのは自分に好意を持ってくれた人なんですよね。 でも、人との接し方がわからなくて殺してしまって、最終的に「この人と一体化したい。自分の中に取り入れたい」って思っちゃったらしいんですよね。 可愛くて食べちゃいたいって言葉あるし、それを額面通りに受け取って行き過ぎた版か!って私の中では納得できてしまった。(笑) 【アナタ】を真っ当に幸せにしたいのに幸せにできないみたいな葛藤のセリフはよかったのに……積極的に解体してるだけで十分サイコだから解体する部分は楽しまないでほしかったよ。 バレた後、本当の彼とそういうシーンに入るんですけど彼は食べたい人だから【アナタ】に歯を立てることがありまして【アナタ】の皮膚にプツって歯が食い込む音にゾッとしました。 これは慣れそうにない……痛い!やめて!飛び散る音よりキツかったです。この音が苦手でもう聴けそうにない。 でも、彼は彼なりにちゃんと【アナタ】のこと好きみたいだし見放したら、かわいそう。……見捨てないであげて欲しいな。君だけなんだって縋りつかれると幸せになって欲しいって思うし嫌いになれないよ。好きだって言ってくれるし。キスが多いのがめっちゃいいです。まあ彼としては血を吸ってるだけかもしれないけど。セリフも【アナタ】だけを見て欲しがってる感じで、すっごい好みなんだよな……。 解体シーンより、プツって音がとにかく私はダメでした!!!聴いていれば慣れるのかもしれないけど慣れるまでがきっつい!!聴ける気がしない!!解体を楽しまないでほしかった。あと、歯が皮膚に食い込む音がきっつい!痛い!とにかくそこでした……。【アナタ】だけに執着するのはとても好み。おいしいね。